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ぼくは新聞部にも瓜野くんにも、何の縁もない

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  • Started 12 years ago by i48fgu53

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  1. こいつはひどいやつだね、自分は関係ないような顔してさ」 肩をすくめるようにすると、五口市くんの表情がわずかに柔らかくなった。うん、これでいい。「さあ、座って」 もう一度勧めて、ようやく椅子に座らせる,ugg ブーツ 格安。ぼくと五日市くんの差し向かい。着席の許可がないからというのでもないだろうけど、健吾はそばで仁王立ちのように立ったままだった。 穏やかに切り出す。「きみは、二年生だよね」「そうです……」「五日市くん」「そうです」「新聞部員なんだよね」「はい」 イエスとしか答えられない質問を重ねて、相手の口を軽くしていく。基本技術だ。続いて、おどけてみせる。「健吾が部長じゃ、大変だっただろ? なにしろ、融通ってものがまるで利かないからねえ。気も利かない、洒落も通じない」 健吾がむっとして口を挟んできた,ugg ブーツ 人気色。「そんなことを言うために、五日市を呼んだのか?」「いやあ、ほら,ブーツ。まったく洒落が通じない。そんなわけないだろ、ちょっとした前置きだよ」「前置きなんかどうでもいい,ugg ブーツ 楽天。本題を先にしろ」「これが気が利かないってことだよ。きみも苦労しただろうね」 そう笑いかけると、五日市くんは笑うに笑えないといった顔をした。うん、いい感じだ。もしかしたら健吾は全部承知で、笑われ役を買ってくれたのかな。いやいや、まさか。 しかし健吾の言う通り。そろそろ本題に入ろう。「実はね、五日市くん。ぼくが健吾から頼まれたのは、あの放火事件のことなんだよ。新聞部がずっと追っている、あれだ」 放火事件という単語を聞いて、五日市くんが緊張したのがわかった。あまり触れたくない話題なんだろう。「新聞部が、って言ったのは間違ってたかな。健吾の話だと、あれにこだわってるのは新部長だけらしいからね。名前は、ええと……」「瓜野です」「そう、その瓜野くんだ。一昨日だったかな、新しい放火があったのは。上ノ町一丁目の高架下。今回はまた、ずいぶんと大きな火事になったようだったね。何台だっけ、自転車がまとめて燃やされて。怪我《けが》人がなかったのが幸いだ。またまた予測が的中して、瓜野くんはたぶん得意げだったろうね」「いえ」 案外強い言葉が返ってきた。「悔しがっていました。絶対捕まえられると思ってたのに、って」「捕まえる? 犯人を? そりゃあ大変だ。まさか張り込みでも」「そうです。やりました。部員ほとんど全員で……」 知らない情報だった。ちらと健吾を見ると、健吾はかぶりを振った。 瓜野くんが放火事件に興味津々だということはわかっていた,ugg ブーツ 偽物。彼が行動的であるということも。とすればいずれ、被害地予測だけでなく犯人に直接アプローチしようとする。『月報船戸』の記事も、それを示唆していた。ぼくは驚きはしなかったが、驚いたふりはした。「そんなことまで! それは本当に、大変だったね」「はい……」「だけど、犯人は捕まらなかった」 頷く五日市くん。そして上目で、ぼくの様子を窺っている。真意を測りかねているのだろう。 ずばりと言う。「実はね。ぼくたちも、放火犯を捕まえる気なんだ」「え」 五日市くんは絶句して、それから弾かれたように健吾を見た。健吾は腕組みして立っていて、五日市くんの視線を受け止めると、重々しく頷いた。 もっとも、このままではたぶん何か誤解される。「言っておくけどね。健吾は新聞部と対抗する気で、こんなことを言い出したんじゃない,楽天 アグ ムートンブーツ。ぼくは新聞部にも瓜野くんにも、何の縁もない。ただね、健吾は犯人を止めたがっているんだ。火は危ない。この事件、これまではおままごとみたいな小火《ぼや》ばかりだけど、それで済んでるうちに止めるべきなんだ。ぼくもそう思ってる,ugg ムートン。きみはどうかな」 話を振られて、五日市くんはひどく気まずそうな顔になる。視線がうろついて、左右を窺っているのがわかる。「ここは三年生の教室だよ」 そう遠まわしに、何を言っても瓜野新部長には伝わらないことをアピールする。それでようやく、彼は言った。「……僕は、それは警察の仕事だと思っています」「なるほど」「もし瓜野が警察も知らないようなことに気づいているんだったら、通報しなきゃいけないってずっと思ってます,アグ ブーツ 人気

    Posted 12 years ago #

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