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そして最初から、「すべり止め」に直行したのである

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  • Started 12 years ago by ysbljh37

  1. 並木とぼくも、大きく深呼吸をしてから、意を決して中へ入っていった。 会場の入口に到達した時点から、二人は無言であった。 両人の鼻の頭には、アセが光っていた。 うす暗い会場の中は、人でごったがえしていた。 バンドの前面及び中央部は比較的すいているが、会場の壁に沿った部分に人が密集していた。 並木と二人、とりあえず会場の片隅に安住の地を求め、とりあえずタバコを一服喫う,burberry 時計 偽物。「混んでるな」「ああ、混んでるな」 われわれの最初の難関は、踊る相手を探し出すことではなく、「いま演奏されている曲はなにか?」 ということであった。 ブルースかワルツかジルバかルンバか。 うかつにもわれわれは、ダンスと音楽が密接に結びついているということを知らなかったのである。 教習所では、ワルツならワルツということが最初からわかっており、「おばさんの指示により」あとはただひたすらに足跡を頭に描きつつたどればよかったのである。 ダンスというものは、あの足跡をたどることであり、音楽は、ただその雰囲気を盛りあげるためにのみある、と思っていたのである。 曲が始まると、二人はまず音楽のみに耳を傾ける。 長い時間をかけて、やっと、「オイ、これどうやらワルツらしいぞ」 ということになり、「これならいける」 と相手を探してキョロキョロするころには、早くも曲は終りに近づいているのである。 だが、われわれのような人種はやはりたくさんいるとみえ、ブルースとワルツのときは、人がドッと立ちあがって踊り始めるが、ルンバやジルバのときは潮が引いたように踊る人が少なくなる。「たいしたことないらしいな」「ウン、みんな同じなんだよ」 二人は少し安心して、場内を見まわす,burberry black label バッグ。 会場内に入って早くも一時間以上たったのに、二人はまだ、一曲も踊っていないのである。 壁によりかかり、タバコばかり喫っては消し、消しては喫ってばかりいるのである,burberry 銀座。 少しずつ、自分がみじめになってくる,burberry black label ビジネスバッグ。「なんとかしようじゃないか」「ウン、なんとかしよう」 並木は一度決断すると行動に移るのが早く、ツカツカと白いワンピースの女性のところに近寄っていって何事かささやくと、二人つれだって早くも人混みの中へ姿を消した,burberry 財布。 一人取り残されたぼくはあせった。 やたらにキョロキョロするのははしたないように思え、しかしキョロキョロしなくては相手を探すことができず、ジレンマに苦しみつつも、首を右に左にまわして適当な相手を探した,burberry jp。 この適当な相手、というのがむずかしい,burberry black label シャツ。 あまりにも器量の良すぎるのを選ぶと断わられる恐れがあるし、その場合はますます自分がみじめになる。 また、安全性のみを狙《ねら》って、あまりにひどいのを選ぶと、踊っている自分がみじめになる。 もう大分前から、椅子に坐ったきりの女性がいた,burberry 靴下。 大柄で小太りの、一見おばさんのようではあるが若い女のコである。(あれ、いくか) と、心に思い、(いや、でもあれは、最後のすべり止めに取っておいてだな) などと考え、天井を睨み、腕組みし、タバコをふかし考え込む。 こう書くといかにも落ちついてみえるが、心は早鐘のように動悸をうっているのである。 すべり止めは、依然として椅子に坐ったままである。 しばらく迷ったのち、 と決断してぼくは壁から離れた,burberry london コート。 そして最初から、「すべり止め」に直行したのである。 すべり止めというものは、いろいろ試行を重ねたのち、最後の手段として取りすがるものなのであるが、ぼくは最初からすべり止めに直行した,burberry ゴルフ

    Posted 12 years ago #

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