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いつものつきあいだ

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  • Started 13 years ago by edsfsp26

  1. co藤村のみんなと話し合ってたとリディアが思ってるみたいだったから、とくに訂正しなかっただけだ」 と、ロタはあんぐりと口をあけた。「ば、バカじゃないか? 思ってるみたいって、そんなふりをして夫が正直に事実を言うかどうかさぐりを入れるのが世の奥方の手段だろ! そこでうそをつくから浮気がばれるんだよ!」 浮気、とロタが言った瞬間、リディアがこちらに首を動かしたものだから、エドガーはあわてた。「浮気はしてない。リディア、信じてくれ。いつものつきあいだ。単なる世間話や賭《か》けに盛り上がって時間を忘れたりもしたけど、浮気じゃないんだ」 訴えれば、リディアはにっこり笑った。一瞬ほっとし、安堵するのは早すぎると気づく。 エドガーのうそに不信感を持ったかもしれないリディアは、おとといの夜逃げ出したリディアだからだ。 帰りは遅いし約束は破るし、うそのいいわけでごまかすし、ジルコンのことで大事な話をしようと来れば赤の他人扱いするし。 ずっと不安な気持ちでいたのだろう。だからリディアは、あのときいやだと言ったのだ。「へえ、寛大《かんだい》なリディアになってよかった、ってわけだ」 ますます落ち込むエドガーに、ロタが冷たく嫌味を言う。「よかったわけないだろ!」 ムキになると、ロタは少しだけ同情の混じった視線をよこした。「ならいいよ。このままでいいと思ってないなら。で、どうするつもり?」 エドガーは頭を振る。「原因がわからないんだ。どうしていいのか……」「エドガーさま、滞在を延ばすべきです。ゆうベニコさんが、やはりこの場所に問題があるのではとおっしゃっていました」 レイヴンがそう言った。「ニコが? 何かわかったのか?」「いえ、それはまだ」 そうか、と脱力して椅子に座り込むエドガーの前に、リディアが立った。 そっと手をのばし、金色の髪を指で梳《す》く。 以前、エドガーが弱みを見せたとき、リディアはそうしてくれた。彼が自分の深い傷をさらけ出したのはリディアだけだ。 そのときのようにリディアは、両手で彼の頭をかかえ込むようにし、頬を擦り寄せる。 何があっても愛してると約束してくれた、あのときの彼女のままに、苦しげなエドガーを慰《なぐさ》めようとしてくれている。 ただ愛おしくて、リディアを抱きしめる。「おい、エドガー」 せっかくリディアの愛情にひたっているのに、ロタは無遠慮に呼ぶ。無視していると、ぐいと肩をつかむ。「見ろよ」「あとにしてくれ」「リディアが、鏡に映ってない」 思わずエドガーは顔をあげた。 視線の先には、大理石を張った洗面台がある。そこに置かれた鏡に、エドガーとロタが映っている。 けれどリディアの姿がない。 今、たしかにエドガーが抱き寄せているリディアが、映っていない。 駆け寄ってきたポールも、鏡を見やって息をのんだ。「いったい、これは……」 驚きながらも、そのときエドガーはひらめいた。 鏡像の絵だ。 変化する不思議な絵は、この土地の領主だったかつての男爵と、青騎士伯爵が取り引きをしたというものだ。 そしてこの屋敷には鏡だらけの部屋がある。リディアが倒れていたのもそこだった,コーチ メンズ。 鏡に、何か重要な意味があるのだ。 リディアがこうなったことと、関係があるに違いなかった。 * 鏡だらけの部屋へ足を踏み入れたロタは、口をあんぐり開けたまま辺りを見まわした。 一見子供の部屋なのに、壁が大小さまざまな鏡で覆《おお》い尽くされている。屋敷中から集めてきた鏡だろうか。「リディアはここで倒れてたのか」「はい」 レイヴンが答えた。鏡の部屋を見たいと言ったロタを案内してくれたのだ,コーチ アウトレット。「調べても何もないぜ,コーチ メンズ。おれだってここはあやしいと思って見回ったからな」 窓辺から聞こえた声の方を見れば、ニコが腕を組んで立っていた,コーチ ビジネスバッグ。「そういやニコ、あんたが最初に倒れてたリディアを見つけたんだよな。そのときはどうだった?」 窓からおりたニコは、ロタの方にとことこと歩いてくる,コーチ 長財布。「どうだったって?」 腰に手を当ててロタを見あげる。ロタはニコと話しやすいようにしゃがみ込んだ。「リディアがまだ鏡に映ってたかどうかだよ」「リディアは人間だぞ。おれたちと違って、ちゃんと鏡に映るよ。ま、おれみたいに高等な妖精は、そうしようと思えば鏡にくらい映れるけどな」 壁の鏡の前に立って、ニコは毛並みとネクタイを整える。ちゃんとその姿が映っている。と思うと鏡の中のニコは急に消え、ロタの方に振り返った彼は得意げに胸を張った,2013 コーチ バッグ 人気。「すごいですね、ニコさん」 レイヴンが覗き込む。ロタもつい見入るが、感心している場合じゃなかった。「なあニコ、だったら鏡に映らないリディアは妖精になっちまったのか?」「リディアが妖精に,コーチ アウトレット? バカなこと言うなよ」「でも、鏡に映ってなかったんだ。なあレイヴン」 はい、とレイヴンも同意すると、ニコは驚いたらしく、目がまんまるになった。「なんだって、それを早く言えよ!」「言ったよ」 ロタは反論するが、ニコはもう考え込んでいた,コーチ アウトレット。「ってことは、リディアは自分の鏡像をなくしたんだ。いや待てよ、リディアの心がなくなったみたいだったけど、入れ物らしいものもないと思ってた。まさか、鏡像が……」「おい猫、さがしたぞ」 また別の声が聞こえたが、窓辺には誰もいなかった。「猫じゃねえぞ!……ケ、ケルピー!」 ニコが声をあげながら指さしたのは、壁に掛かっているいちばん大きな鏡だ
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    Posted 13 years ago #

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