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クリームはプレーンな生クリームとマスカルポーネクリーム

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  • Started 12 years ago by daznwnwd

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  1. 伊原がそう言った。「即売会の当選通知とか来たら、疑ったりなんか……」「即売会? フリーマーケットのことか?」 言葉を挟んだら、なぜか伊原は黙り込んでしまう,프라다 안경。 そのときちょうど、店主がブレンドコーヒーを俺たちの前に置いた。『深層』は里志が大日向に返して、それからしばらくはコーヒーブレイクということになった。 なぜウサギのレリーフが飾られているのか、わかった気がした。コーヒーカップの取っ手やスプーンの柄にも、耳を伏せたウサギがあしらわれている。つまり店主か「あゆみさん」が大のウサギ好きなのだろう。もしかしたら卯年《うさぎどし》生まれで縁起を担いでいるだけかもしれないか。 残念だったのは、それなりにコーヒーが好きなつもりでいた俺の舌と鼻が、一杯のコーヒーのブレンドがどれぐらい絶妙なのか判別できなかったことだ。「おいしいですね」というのが精一杯で、何に比べてどこがどうおいしいのか、まるで言葉に出来なかった。もっとも店主はそんな言葉を求めてはいなかったようで、俺たちの散発的な賛辞を軽く聞き流すと、そんなことよりもと言わんばかりに訊いてきた。「スコーンにジャムとクリームをつけますが、種類があります。ジャムはいちごジャムとマーマレード。クリームはプレーンな生クリームとマスカルポーネクリーム。お好みは,프라다 구두?」 それぞれが素直に自分の好みを伝えた結果だとは思うが、とても迷惑な話になった。 俺がいちごジャムとプレーンクリーム。 里志がマーマレードとマスカルポーネクリーム。 伊原がマーマレードとプレーンクリーム。 大日向がいちごジャムとマスカルポーネクリーム。 綺麗《きれい》に全パターンが揃った。注文を聞いたとき、それまでずっと穏やかだった店主の表情に一瞬だけ戸惑いが走ったのを俺は見逃さなかった。 ジャムとクリーム、そして一人あたり二つのスコーン。里志はそれらを深刻に見つめた。「ホータロー。僕はつまらないことにかけてはそこそこ詳しいって自負がある」「自分で言わなくてもいいぞ。俺が言ってやる。お前はつまらないことにかけてはそこそこ詳しい」「ひとに言われるとぐっさり来るね。いや、そんなことはいいんだ。僕はね。イギリス流の正しいスコーンの食べ方を知っているんだ。ジャムファースト……」「先にジャムを塗るのか」「いや、クリームファースト……」「どっちなんだ」 里志は答えず、スコーンの皿に見入るばかり。要するに、どっちかを先に塗るということだけ憶えていて、どっちが先がを忘れたらしい。 悩み苦しむ里志の結論を待たす、店主があっさり教えてくれた,프라다 안경테。「ジャムが先ということになってます。熱いスコーンにクリームをつけると熱で溶けますから。ただ、お好みでいいと思いますよ」 なるほど理にかなっている。お好みでと言われたけれど、それを聞いてあえてクリームを先に塗るやつはいなかった。ではいただきますというところで、いきなり低い音が鳴り始める。携帯電話が震えているのだ。「あ、ちーちゃんから」 携帯電話を手にとってすぐ立ち上がると、伊原は迷わず店を出て行った。俺は携帯電話を持っていないのでわからないのだが、こんな顔見知りばかりの空間でも電話がかかってきたら場を外すのがマナーなのだろうか。なかなか大変そうな道具だ,프라다 선글라스。 伊原はすぐに戻って来た。「いまから来るって」「千反田さん、この場所わかるかな」「鏑矢中から道沿いで、おそば屋さんの隣だって話した。お店の名前は言わなかったけど、大丈夫だよね」 そば屋の暖簾《のれん》が目立つから、まず心配ないだろう。 それからしばらく天気の話で時間を潰《つぶ》した。「夕方から雨だってな」 なんの気もなくそう言ったところ、里志と伊原が揃って反論してきた。「明日でしょ」「日付が変わる頃だって言ってたよ」 大日向は旗幟《きし》を鮮明にせず、にやにやと笑っている。「どっちかの予報が古いですね」 最新の予報がと言われると自信がない,프라다 스니커즈。ただ、俺がどこかで天気予報を見ているとしたら、たぶんあそこだろうという予想はつく。「朝のニュースだったと思うが……」「わたしも朝のニュースで見た」「僕もだよ」 二対一。高みの見物を決め込んでいた大日向が裁定を下す。「多数決で、折木先輩の憶え違いになりました」 強いて反論しようとは思わない。夕方からの雨に濡《ぬ》らされて、涙ながらに「ああ,프라다 티셔츠。あのときの折木奉太郎は正しかった」と反省すればいいのだ。 申し合わせたわけでもないのに四人全員が順番に手洗いに行って、最後の俺が戻ってくると、千反田が来ていてカウンター席についていた。さっき電話があってから十分も経っていない。随分と早く着いたものだ。ハンカチで手を拭《ふ》きながら、「もう来たのか」 と言うと、千反田は嬉しそうに微笑んだ。「近くにいたんです」

    Posted 12 years ago #

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